見返りサハラ MIKAERI SAHARA

NO 08 2015.01.15

温かいコーヒーを入れて、マイボトルでリフレッシュ

小瀬 恵一 Keiichi Ose

活版印刷工

広告代理店営業、情報誌広告ディレクターを経て、独立。活版印刷所へ見学に行った時に印刷手法に感動し、活版印刷をはじめる。現在は広告・各種印刷物の企画・制作をしながら自らの活版印刷機を動かし、日々過ごしている。

独特の手触りに温もりを感じる活版印刷の魅力

廃業した印刷所から機械を譲り受けて開業。印字の凹凸感やインキの乗り具合など、微調整を繰り返しながら丁寧に仕上げる若き活版印刷工に迫ります。

活版印刷に興味を持ったきっかけは、とある交流会に参加した時のこと。そこで、大阪の福島区にある 活版印刷所「明晃印刷」の方と出会い、印刷所を見学させていただくことになったのです。その時、活版 印刷のアナログ感と、印刷物が醸し出す独特な温もりに感動して、自分でもやってみたいなと、活版印刷所を始めることになりました。作業の中でも特に大変なのは、インキを混ぜて色を作る作業ですね。 混ぜたインキの色と、機械にインキを通した時の色が違うので、色の調整に時間がかかります。ご注文いただいた方が実際に使うシーンをイメージしながら作業をしているので、納品時に喜んでいただけると、こちらも嬉しくなりますね。

夢は60歳まで。活版印刷の魅力を伝え、機械を動かし続ける

桜ノ宮活版倉庫をスタートして3年が過ぎた。目標は60歳になるまで活版印刷を続けること。時流を捉えながら、活版印刷の温もりを伝えていく。

活版印刷の先輩方とお話させていただいたり、ワークショップを通じて参加者と直接触れ合う中で学ぶことがたくさんあります。2013年には大阪・守口市にある大枝活版室の復活のお手伝いをさせていただきました。60歳を過ぎてひとりでやっていた方の印刷所で、ほぼ稼働していなかったのですが、今の時代に受ける活版印刷の方法をお伝えして、一緒にワークショップも開催したんです。そのとき、とても楽しそうに参加者の方々とお話をしている姿を見て、活版印刷をやっていて良かったな、と。今では「人が集まる印刷所」になっていて、とても嬉しいですね。僕も60歳までは活版印刷を続けて、いつか、生まれ育った奈良にも印刷所を作るのが夢です。

温かいコーヒーを入れて、マイボトルでリフレッシュ

普段は、知り合いのデザイン事務所や活版印刷所にお邪魔して話をしたり、仕事の様子を見させていただくことで、モチベーションを高めています。何かアイデアが欲しいときは、スーパー銭湯に行きますね。 邪魔されるものが何もないので、良いアイデアが浮かぶのです。SAHARAは休日のフットサルに持って出かけています。買った飲み物だとどうしてもぬるくなったり冷めてしまったりするんですよね。SAHARAは冷たいものでも温かいものでも温度を保てるので、重宝しています。

活版印刷工

小瀬 恵一 Keiichi Ose

1979年奈良県生まれ。広告代理店営業、情報誌広告ディレクターを経て2008年独立。とある交流会で知り合った活版印刷所へ見学に行った時にそのアナログな印刷手法に感動し、2011年5月より活版印刷をはじめる。現在は広告・各種印刷物の企画・制作をしながら自ら活版印刷機を動かし、二足の草鞋を履いて日々過ごしている。

桜ノ宮 活版倉庫
http://kappan-soko.com

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